タンタル

X線マーカー

Tantalum X-ray Markers

タンタルでできたX線マーカーは人体への直接インプラントに適しており、また例えばPEEKのような低密度物質でできたインプラントの放射線像表示具としても適しています。タンタル (Ta) は高い密度 (16 g/cm3) を持ち鉛 (Pb) より50%高く、したがって 放射線不透明度も高いのです。この 理由 によってタンタルマーカーは診察に低いX線の暴露しか必要としません。さらに、タンタル金属は高度に生物適合性があり、30年以上にわたって手術に使用されてきましたし、深刻な事象は報告されていません。タンタルX線マーカーは現在利用可能なもっとも安全な選択肢に含まれています。

人体組織中のX線マーカー

タンタルマーカーはRSA(放射線ステレオ測定解析)研究の実施のために人体組織に埋め込むことができます。

埋め込み用X線マーカー

多くの脊椎ケージや関節の埋め込み手続きにおいて、X線マーキングの目的には、タンタルはPTFEやPEEKのような重合体と組合わされてしばしば使用されます。この金属は手術中ディジタル撮像によってインプラントの位置を確実に決定することを可能にします。このマーカーまたは指示具は以下に示すような種々の形態で使用されます。しばしば異なった形のマーカーのセットがインプラントに使用されインプラントの方向の3次元決定を可能にします。

マーカーの代表的な形態

タンタルワイヤから作られるマーカーピン、あるいはタンタル棒は, 脊椎・ケージに種々の長さで挿入されます。これによって、医師はインプラント内に収まる適切な多くのオプションを得ます.

あらかじめ長さを切りそろえたタンタルピン

マーカー製造のためのタンタルワイヤまたは棒

タンタルビーズとボールは一般に人体組織への挿入用に用いられます(それらはビーズ挿入器で挿入できるので)、そして多様なインプラント(例えば股関節、膝、脊椎など)に用いられます。球マーカーの利点は それらが放射線像において点として現れることで、どの程度インプラントが体に馴染んだかを決定することができます。インプラントの 馴染みはRSA技術者によって決定されますが、そこでは患者から得られるX線像が医師に人工装具の移入を約 0.1 mm まで正確に測定することが可能になります

タンタルビーズ

RSAで使用されるタンタルX線マーカーについての文献

X線用マーカーの在庫

X-medics は永久インプラントまたはインプラント物体への挿入に適したX線マーカーを提供しています。この製品は CE-マーク無し、FDA登録でなく、非無菌で供給されることに注意ください。